平原とその周辺の部族にとって、バッファローは衣食住の柱であり、宗教儀式に欠かせない霊的な存在だった。19世紀末に白人はインディアン制圧のため、「兵糧攻め」の戦法として、これを意図的に野生界から絶滅させた。現在、国立公園内のバッファローは、定数を超えると植生を保護するためとして射殺処理または一般市民による狩猟の対象とされており、また隣接の農場に迷い込んだバッファローは、許可を得ずに農場主によって自由に射殺されている。インディアンにバッファローの自由な狩猟を禁じながらこの二重基準に、インディアン権利団体は「ばかばかしい虐殺である」として抗議運動を続けている。
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一方、年間かなりの頭数に上るこの「余剰分のバッファロー」をインディアン部族が引き取り、彼らの保留地内で「バッファロー牧場」として繁殖を図る動きが全米のあちこちで試みられており、「部族相互野牛組合(ITBC)」として組織化され運営されている。この「バッファロー牧場」で繁殖したバッファローは、古式に則って射殺され、部族民の間で分配される。白人の食文化の影響でインディアンの間に成人病が拡がっている今、牛肉に比べてコレステロールと脂肪分の低いバッファローの肉は健康食としても注目されている。デニス・バンクスはオジブワ族を挙げて「バッファロー肉」の流通に取り組んでおり、日本にも近年輸入されている。
イエローストーン国立公園では、本来ここを狩りの場としていたショーショーニー族などが伝統としてのバッファロー狩りを公園側に要求し、近年これを実現させている。